ジャガーの眼
1日(金)
高速バスで長野へ。ネオンホールに行く場合、高速バスがとても便利なのです。新宿(高円寺から7分)から善光寺大門(ネオンホールすぐそば)まで行ってる。新幹線だったら東京駅〜長野駅なので駅からのアクセスがそれぞれちょいと悪い。バスの方がだいぶ安いし。
さて、ネオンホール15周年記念公演「ジャガーの眼」です。4日間の公演期間の2日目です。ゴーグルエースのサザナミレーベルのカマチガクの原点(もしくは実家)ともいえるネオンホールは、音楽のライヴ以外にもいろいろやってて、その柱の一つが演劇です。音楽同様にいろんなジャンルの劇団があるわけですが、ネオンホール界隈で強いのが寺山修司とか唐十郎に代表されるいわゆるアングラ系。元々「天井桟敷」(寺山の劇団)の役者であった長野出身の中沢清氏が地元に戻り「演劇実験室カフェシアター」という劇団を作ったという流れの影響が強く、そこに信州大学の学生演劇の特徴(各学部が県内各所に散らばっている為、各学部に独自の発展を遂げた劇団がある)が絡まって、ネオンホールという器のなかでナゾの熟成(発酵)がされて今に至るのです。あっそうそう、フルクサスに端を発する現代美術の一つであるパフォーマンスアートの国内第一人者である霜田誠二氏(NIPAF主宰)が長野市出身(在住)であることや、白塗りの「舞踏」アーティストたちが一時期精力的に長野で活動していたことなんかも大いに関係しています。とにかく、アートというかブチ切れた表現に多大な興味を寄せる10代後半の美術系学生(当時の自分のこと)なんかがコロリとやられてしまう世界がネオンホールにはオープン当初からあったのです。自分の中では10代後半から20代前半の時期にそういったものに多大な影響を受け(実際NIPAFにもパフォーマーとして出演したり)、難解でディープなものにものすごく価値をおいていた反動で、いわゆる歌謡曲と呼ばれる大衆芸能に興味の対象が移った経緯があります。なので「価値観の反動」の当初は逆にそういった寺山的なものを否定してた時期もありました(そういうのってよくありますよね)。でも東京に住むようになってからも例えばデリシャスウィートスとかもそうだし、新宿界隈のそういったカルチャーってやっぱり鉄板で面白いんですよね(笑)。やっぱり好きなんです。フラットに見て。
話は戻って今回の公演、とても楽しみにしていました。なぜかというと一番の理由は清水さんをはじめネオンホールの本気度が尋常ではなかったから。何ヶ月も前から準備を進めて、1月は稽古と舞台設営の都合上ネオンホールの通常営業はほとんどお休みという狂気の沙汰!清水さんの本気、ネオンホールの底力が見られるのです。この芝居は特定の劇団がやるものではなく、ネオンホール界隈の複数の劇団およびパフォーマー(ミュージシャンも!)で構成される今公演用の劇団で、ネオンホール代表の清水さんが演出。
すばらしい内容でした。行ってよかった。ネオンの底力をちゃんと見られました。ネオンホール、やっぱりすごいな。負けてられへんなあと刺激もらいましたよ。
2008.02.02 | Comments(0) | Trackback(0) | その他表現全般
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Author:カマチガク
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